精選版 日本国語大辞典 「四摂」の意味・読み・例文・類語
し‐しょう ‥セフ【四摂】
仏語。
[1] 菩薩が衆生を悟りに導く際の四つの方法。布施(教えやものを施すこと)、愛語(やさしい言葉をかけてやること)、利行(りぎょう)(=他人の利益になることをすること)、同事(共に同じ仕事にあたること)の四つ。四摂法。
※法華義疏(7C前)二「亦譬下如来有二四摂四等六度一。覆中救六道受レ若衆生上」 〔仁王護国経‐上〕
※性霊集‐六(835頃)弘仁太上為故中務卿伊与親王修功徳願文「竝金銀泥画二四大忿怒王像四躯、四摂八供養八大天王像等一」
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