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金剛鈴 こんごうれい

大辞林 第三版の解説

こんごうれい【金剛鈴】

〘仏〙 金剛杵しよに鈴がついている法具。振り鳴らして、仏・菩薩の注意をひき、また修行者を励ます。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の金剛鈴の言及

【鈴】より

…しかし中国で鐸とするのは有柄有舌のカネで,鈕によって吊り下げるのではなく,把手をそなえ,これを握って揺らし鳴らすものをいう。しかもこれに対しては,日本では密教法具の金剛鈴(こんごうれい)のように〈レイ〉と呼び,鐸と鈴(れい)の関係が逆転しているので注意を要する(図)。 先史時代以来,粘土をこね焼成してつくった土鈴(どれい)は,世界各地で知られている。…

【密教法具】より

…密教法具は当初,最澄,空海,常暁,円行,円仁,恵運,円珍,宗叡の入唐八家によって請来されたが,おのおのに若干の異同があって整合性を欠く。この時代のものを大別すると金剛杵(こんごうしよ)と金剛鈴(こんごうれい)が主流をなし,異種に独鈷(どつこ)杵の端に宝珠をつけた金錍(こんべい)があり,そのほか輪宝(りんぼう),羯磨(かつま),四橛(しけつ),盤子(ばんし)(金剛盤),閼伽盞(あかさん),護摩(ごま)炉,護摩杓などがあるが,供養具まで完備するには至っていない。やがて,壇上に火舎(かしや)(香炉)を中心に六器(ろつき),花瓶(けびよう),飯食器(おんじきき)などをそろえた一面器,さらに四面器を配するなど,密法法具の整備拡充が進む。…

【鈴】より

…〈鈴〉の字をレイと読む場合,日本では有柄有舌の体鳴楽器,すなわち把手をもち内部に舌(ぜつ)を吊るして,振ると舌が本体の内側を打って発音するものをいい,一般には密教法具の金剛鈴(こんごうれい)を指す。しかし中国で〈鈴〉とするものは,スズや日本のレイと異なり,有鈕有舌の鐘(かね),すなわち吊り手をもち,内部に舌を吊るすものをいい,日本ではこれを古くから(たく)と呼んでいる。…

※「金剛鈴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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