四方白(読み)シホウジロ

デジタル大辞泉 「四方白」の意味・読み・例文・類語

しほう‐じろ〔シハウ‐〕【四方白】

かぶとの飾りの名。前後左右白鑞しろめまたは銀を張ったもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四方白」の意味・読み・例文・類語

しほう‐じろ シハウ‥【四方白】

〘名〙 兜(かぶと)の鉢の装飾一つ。鉢の前後左右にあたる四方鍍金・銀の地板を据え、上にそれぞれ数条ずつ鍍金・銀の篠垂(しのだれ)を打つのを普通とする。八方白、二方白、片白などの兜もある。
曾我物語(南北朝頃)六「畢竟空心の四はうじろの兜を猪首に着」

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