四萬部寺(読み)しまぶでら

日本歴史地名大系 「四萬部寺」の解説

四萬部寺
しまぶでら

[現在地名]秩父市栃谷

栃谷とちやの東部、横瀬よこぜ川支流定峰さだみね川右岸に位置する。誦経山と号し、曹洞宗。かつては妙音みようおん寺とも号した。本尊聖観音。当寺観音堂は秩父札所の一番。寺伝によれば、正暦五年(九九四)播州書写山円教えんきよう(現兵庫県姫路市)の性空の弟子幻通が当地で法華経四万部の読経供養を行い、経塚を建てたことに始まるとされ、寺名もこれに由来する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む