四賀光子(読み)シガ ミツコ

20世紀日本人名事典 「四賀光子」の解説

四賀 光子
シガ ミツコ

明治〜昭和期の歌人



生年
明治18(1885)年4月21日

没年
昭和51(1976)年3月23日

出生地
長野県長野市

本名
太田 みつ

学歴〔年〕
東京女高師文科〔明治42年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本歌人クラブ推薦歌集(第8回)〔昭和37年〕「四賀光子全歌集」

経歴
明治42年太田水穂結婚。大正4年「潮音創刊に参加、昭和30年水穂没後主幹。歌集に「藤の実」から「遠汐騒」までの7冊と「定本四賀光子全歌集」、研究書に「伝統和歌」など8冊がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「四賀光子」の意味・わかりやすい解説

四賀光子
しがみつこ
(1885―1976)

歌人。長野県諏訪(すわ)郡四賀村(現諏訪市)に生まれる。本名太田みつ。東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)卒業。太田水穂(みずほ)と結婚し、1915年(大正4)『潮音(ちょうおん)』創刊に参加。55年(昭和30)水穂死後これを主宰、のち顧問。歌集に『藤の実』(1924)、『朝月』(1938)、『白き湾』(1957)、随筆に『鎌倉雑記』(1948)、『ゆく心帰る心』(1966)、研究に『伝統と和歌』(1946)などがあり、みずみずしい歌風は老年にも衰えない。

太田青丘

 作者名も知られぬ一つ作品に「籬(まがき)の菊」の銘ありて残る

『『四賀光子全歌集』(1976・春秋社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「四賀光子」の解説

四賀光子 しが-みつこ

1885-1976 明治-昭和時代の歌人。
明治18年4月21日生まれ。42年歌人の太田水穂(みずほ)と結婚。東京の成女女学校,東京府立第一高女などでおしえる。大正4年水穂の「潮音」創刊に参加し,夫没後は同誌を主宰した。昭和51年3月23日死去。90歳。長野県出身。東京女高師(現お茶の水女子大)卒。本名は太田みつ。歌集に「藤の実」「麻ぎぬ」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「四賀光子」の解説

四賀 光子 (しが みつこ)

生年月日:1885年4月21日
明治時代-昭和時代の歌人
1976年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android