四重奏(読み)シジュウソウ

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精選版 日本国語大辞典 「四重奏」の意味・読み・例文・類語

しじゅう‐そうシヂュウ‥【四重奏】

  1. 〘 名詞 〙 四つの楽器による合奏。弦楽四重奏(バイオリン二つ、ビオラ一つ、チェロ一つ)のほか弦楽三重奏ピアノを加えたピアノ四重奏フルートを加えたフルート四重奏など編成は種々ある。カルテット。〔最新百科社会語辞典(1932)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の四重奏の言及

【合奏】より

…合奏には,1声部1楽器で奏する重奏と,各声部に複数の楽器をあてるものとに大別される。重奏の典型は室内楽で,声部数によって二重奏,三重奏(トリオtrio),四重奏(クアルテットquartetto)などと呼ばれるし,使用楽器によってピアノ三重奏,弦楽四重奏,管楽八重奏などとも称される。また,ジャズ・バンド,ハワイアン・バンドといった形態もあるし,中世日本の能の囃子(はやし)や近世邦楽における箏,三味線,尺八による三曲合奏も基本的には重奏形態である。…

【オムニバス映画】より

…燕尾服を巡る六つの挿話からなるJ.デュビビエ監督の《運命の饗宴》(1942)は,〈オムニバス・エピソード映画〉と呼ばれた。〈エピソード・ストーリー映画〉と呼ばれたイタリア映画《戦火のかなた》(1942)は六つの挿話で構成され,形式よりも内容が高く評価された作品であるが,その成功に促されてイギリスでサマセット・モームの四つの短編小説をもとにした《四重奏》(1948)が製作され,それをモデルにしてアメリカでO.ヘンリーの五つの短編小説をもとにした《人生模様》(1953)が製作された。このほか,日本(《四つの恋の物語》1947,《にごりえ》1953)も含め各国で作られたが,もともとこの形式の映画は,スター中心のハリウッドよりもフランスやイタリアの作品の世評が高く,英語圏の市場ではテレビの30分ドラマの登場とともに1950年代半ばには魅力の薄れた形式となり,60年代になって《西部開拓史》(1962),《黄色いロールス・ロイス》(1964)などが製作されたにすぎない。…

※「四重奏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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