出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
…はじめモンゴル高原,のちトルキスタン方面に移住したトルコ系民族のひとつ。回紇,維吾爾とも記される。現在は中国の新疆ウイグル自治区と旧ソ連邦中央アジアを主たる居住地とし,人口は中国に約720万(1990),旧ソ連邦内に約21万(1979)。…
…はじめモンゴル高原,のちトルキスタン方面に移住したトルコ系民族のひとつ。回紇,維吾爾とも記される。現在は中国の新疆ウイグル自治区と旧ソ連邦中央アジアを主たる居住地とし,人口は中国に約720万(1990),旧ソ連邦内に約21万(1979)。…
…この突厥文字を用いて石に刻まれたトルコ語が,現在,知ることのできる最古のトルコ語の実例である。
[ウイグルの時代]
突厥に代わってモンゴリアの支配権を握ったウイグル(中国では回鶻,回紇と写された)は,中央アジアの草原地帯に居住していた同じトルコ系のカルルクQarluq族などをも支配下に組み入れ,突厥の継承国家として,中国の唐王朝とも和戦両様の密接な関係をもったが,9世紀半ば,同じトルコ系のキルギス族の攻撃を受けて壊滅した。この際,国を失ったウイグル族は,モンゴリアの故地を捨てて,中国の北辺(10万人以上ともいう)から西は天山・タリム盆地方面(十数万~30万人ともいう)へと移動し,甘州,ビシュバリク,高昌,クチャ(亀茲),チュー川・タラス川方面で新たな生活を開始した。…
※「回紇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...