四散(読み)シサン

デジタル大辞泉 「四散」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四散」の意味・読み・例文・類語

し‐さん【四散】

  1. 〘 名詞 〙 一緒だったものや人が四方に散り去ること。ちりぢりになること。あたり一面に広がること。離散。
    1. [初出の実例]「庭梅盛開、芬芳四散」(出典:明月記‐治承四年(1180)二月一四日)
    2. 「ついに一家は四散しなければならなかったのであります」(出典:真空地帯(1952)〈野間宏〉三)
    3. [その他の文献]〔鮑照‐春羈詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「四散」の読み・字形・画数・意味

【四散】しさん

四方に飛び散る。唐・杜牧〔早鴈〕詩 金河、秋ばにして弦(弓)開き 雲外飛して、四散すること哀(かな)し 仙掌(台)らかにして、(よぎ)り 長門(宮)燈うして、數聲來(きた)る

字通「四」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む