団扇撒(読み)うちわまき

精選版 日本国語大辞典 「団扇撒」の意味・読み・例文・類語

うちわ‐まきうちは‥【団扇撒】

  1. 〘 名詞 〙 奈良の唐招提寺で、毎年五月一九日(中興開山覚盛和尚の命日)に行なう会式(えしき)。開山、鑑真和尚が行(ぎょう)を修めているとき、弟子が蚊や虻を団扇で追おうとすると、虫にも施しをすべきだと説いた故事により、団扇を作って供養することとなり、法要後、堂に飾った団扇を参詣者に撒く。拾った者は雷よけ、火難よけ、病難よけ、豊作安産まじないとする。《 季語・夏 》 〔俳諧・新季寄(1802)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む