デジタル大辞泉 「囮」の意味・読み・例文・類語 お‐とり〔を‐〕【×囮/媒=鳥】 《「おきとり(招き鳥)」の音変化か》1 鳥や獣を捕らえようとするとき、誘い寄せるために使う同類の鳥・獣。《季 秋》「椋むくの木に―掛けたり家の北/子規」2 相手を誘い寄せるために利用するもの。「格安品を―に客を集める」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「囮」の意味・読み・例文・類語 お‐とりを‥【囮・媒鳥】 〘 名詞 〙 ( 招き寄せる鳥の意の「おきとり(招鳥)」の変化した語 )① 鳥をさそい寄せて捕えるための同類の鳥。《 季語・秋 》 〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕[初出の実例]「もすとくんて落る二ひきはおとり哉〈正式〉」(出典:俳諧・山の井(1648)秋)② ほかのものをさそいよせるための手段として用いるもの。好餌(こうじ)。[初出の実例]「母をおとりに掛けて、此の勘介を味方に招き取る談合(だんこう)」(出典:浄瑠璃・信州川中島合戦(1721)三) ててれ【囮】 〘 名詞 〙 鳥を網で捕える時に用いるおとり。ててら。〔十巻本和名抄(934頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例