図讖(読み)としん

精選版 日本国語大辞典 「図讖」の意味・読み・例文・類語

と‐しん【図讖】

  1. 〘 名詞 〙 未来吉凶を予言した書物未来記。〔後漢書‐光武紀上〕

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普及版 字通 「図讖」の読み・字形・画数・意味

【図讖】としん

吉凶の予言書。荒誕のことが多い。晋・劉〔勧進表〕伏して惟(おも)ふに、陛下玄じ、兩儀に合ふ。~夫(そ)れ符瑞の表、天人り。中興の兆、圖讖典を垂る。

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世界大百科事典(旧版)内の図讖の言及

【讖緯説】より

…讖とは〈詭(いつわ)って隠語をつくり,予(あらかじ)め吉凶を決する〉ことで,一種の未来記,予言説である。図(と)また図讖とも呼ばれる。緯は〈よこいと〉で,〈たていと〉を意味する経に対し,経書を解説敷衍したもの。…

※「図讖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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