固形肥料(読み)こけいひりょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「固形肥料」の意味・わかりやすい解説

固形肥料
こけいひりょう

硫安、尿素などの窒素肥料とリン酸肥料、カリ肥料泥炭を30%前後加えて練り混ぜ、型に入れ、桃核状に成形するか、皿型造粒機などで造粒したもの。前者は1個15グラム前後でだんご肥料とも俗称される。後者は粒径3ミリメートル以上に造粒したもので粒状固形肥料という。財団法人肥料研究所で研究開発された特許肥料で肥料取締法に基づく規格では「成形複合肥料」に分類される。泥炭を加え大粒にしてあるため窒素カリなどの溶出が遅れ緩効的な肥効を示し、環境への流亡を抑える効果もある。また、泥炭による土壌への有機物の補給効果もある。固形肥料は水稲用に開発されたものであるが、林地や果樹などの永年生作物にも使用されている。水稲では深層追肥として土中に深く差し込み(または踏み込み)、大きな効果をあげている。なお、「固形肥料」は日本肥糧(株)の登録商標である。

[小山雄生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む