国会放火事件(読み)こっかいほうかじけん

百科事典マイペディア 「国会放火事件」の意味・わかりやすい解説

国会放火事件【こっかいほうかじけん】

1933年2月27日ドイツ国会議事堂が何者かによって放火され,全焼した事件。ナチス政府は直ちにこの責任をドイツ共産党に負わせ,翌日ワイマール憲法を事実上停止し,引き続き共産党を弾圧,非合法化した。これを機として,ナチスの独裁権が強化されたが,放火はナチスによって企てられたものといわれる。

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世界大百科事典(旧版)内の国会放火事件の言及

【ドイツ共産党】より

…党は中部ドイツやルールなど有力工業地帯に拠点を持ったが,労働組合や工場での足場が弱く,その活動力も結局社会民主党の壁を突破できなかった。 ナチス政権成立後,33年2月国会放火事件が起きると,ナチスはこれを共産党の責に帰して弾圧を開始,テールマンをはじめ,有力活動家を逮捕,投獄し,3月には党そのものも非合法化した。党指導部はパリ,次いでモスクワに逃れ,35年ピーク,ウルブリヒトらの指導の下に人民戦線戦術に転換したが,ドイツでは残存した党員グループが独自に反ナチス活動を遂行,大きな犠牲を払った。…

※「国会放火事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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