旺文社世界史事典 三訂版 「国共分裂」の解説
国共分裂
こっきょうぶんれつ
革命勢力の分断をはかる列国と浙江 (せつこう) 財閥らの圧力の下で,北伐途上の蔣介石は,1927年4月上海でクーデタを断行して共産党員を粛正し,南京に反共的な国民政府樹立を宣言した。これと対立した武漢政府も労農運動の進展に動揺し,7月反共宣言を発し,9月南京政府と合体した。共産党は南昌暴動・広東 (カントン) コミューンを起こし,ここに両党は分裂した。
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