日本歴史地名大系 「国広邸跡」の解説 国広邸跡くにひろやしきあと 愛媛県:周桑郡丹原町田野村国広邸跡[現在地名]丹原町北田野北田野(きたたの)の字国広にある豪族国広氏の邸跡。字国広は同氏の故地とされる。明治初年の「伊予国周布郡地誌」に「国広 村ノ艮位ニアリ(中略)東西九町三拾三間、南北八町四拾五間」とあり広い字地で、小字に中屋敷(なかやしき)・小場(こば)ヶ内(うち)・御馬駈(おんまかけ)などがある。所伝はつまびらかでないが、「伊予温故録」などによると宅地田圃となっているが、国広某が源頼朝に名馬(磨墨ともいう)を献上、母馬飼料地として田地三反三畝を賜り、地頭に任ぜられたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by