国府宮村(読み)こうのみやむら

日本歴史地名大系 「国府宮村」の解説

国府宮村
こうのみやむら

[現在地名]稲沢市国府宮町・国府宮〈川東かわひがし町・国衙こくが町・神田じんでん町・宮浦みやうら町・宮西みやにし町・宮東みやひがし町・宗形むながた町〉

東は次郎丸じろまる村・小池正明寺こいけしようめいじ村に接し、大江おおえ川が村の東境から南境へ曲がりながら流れる。天保村絵図・「徇行記」によると、村の中央に尾張大国霊おわりおおくにたま神社がみえ、この南側に人家が集中し、小池正明寺村を通る美濃路より大門だいもん道が神社まで通っている。

嘉禄元年(一二二五)八月尾張国司小野成政に惣社そうじや修理料田を引募らせた尾張国司庁宣案(大国霊神社文書)に「当社者一国惣社、府中勧請之敬神」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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