国民教育研究所(読み)こくみんきょういくけんきゅうしょ

百科事典マイペディア 「国民教育研究所」の意味・わかりやすい解説

国民教育研究所【こくみんきょういくけんきゅうしょ】

日教組が1957年設立した教育研究所東京都にある。教育に関する調査研究を行う。1960年代後半には,各都道府県の教員組合研究所設立の動きが高まった。これらの研究所が加盟する全国教育研究所連盟からは研究年報が発行されている。

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世界大百科事典(旧版)内の国民教育研究所の言及

【上原専禄】より

…第2次大戦中も〈サルウィアーヌス考〉(《思想》1943)などによって戦争批判の態度を示していたが,戦後は戦時の経験をふまえて,国民の歴史学の形成と新しい世界史の模索に向かい,一橋大学の学長としても,学長選挙への学生参加の方向を打ち出した。55年に創立された国民文化会議の議長となり,57年に日教組が創立した国民教育研究所とも深くかかわった。この頃からアジア・アフリカの問題に発言し《世界史における現代のアジア》(1956,増補改訂版1961)などを発表している。…

※「国民教育研究所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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