国際法典編纂会議(読み)こくさいほうてんへんさんかいぎ(英語表記)Conference on the Progressive Codification of International Law

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際法典編纂会議」の意味・わかりやすい解説

国際法典編纂会議
こくさいほうてんへんさんかいぎ
Conference on the Progressive Codification of International Law

普通,1930年に国際連盟主催もとで開かれた第1回ハーグ国際法典編纂会議のことをいう。この会議は,同年3月 13日から4月 12日まで 47ヵ国が参加し,国籍領海国家責任の問題について審議を行なった。会議は「国籍法抵触についてのある種の問題に関する条約」など国籍に関する4文書を採択したが,領海や国家責任についての条約作成には成功するにいたらなかった。しかしこの会議の準備記録や討議文書などは,その後の国際法法典化の促進に役立っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android