20世紀日本人名事典 「園田湖城」の解説
園田 湖城
ソノダ コジョウ
大正・昭和期の篆刻家
- 生年
- 明治19(1886)年12月31日
- 没年
- 昭和43(1968)年8月25日
- 出生地
- 滋賀県大津市
- 本名
- 園田 耕作
- 別名
- 後名=穆,字=清郷,別号=平〓(ヘイアン),斎号=江左窟,穆如清風室,九石山房,黄竜硯斎
- 学歴〔年〕
- 京都市立第三高等小学校〔明治31年〕卒
- 経歴
- 父に印判を学び、大正3年ごろから独学で秦漢印を学んだ。10年藤井有鄰館主事に迎えられ中国古印「靄々荘蔵古璽印」「梅華堂印賞」などを整理、家蔵の古銅印普「古璽印々」などを編集した。昭和10年退職、篆刻に専心、京都印壇の盟主となった。平安書道会評議員、泰東書院審査員を務め、22年大阪で日本書芸院を創立、京都書道連盟を創設して会長。また日展審査員、日本書道連盟理事を歴任、同風印社を主宰した。代表作「遊魚出聴」「破草履」など、作品集「平〓(ヘイアン)印叢」「新選湖城先生作品全輯」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報