土打(読み)つちうち

精選版 日本国語大辞典 「土打」の意味・読み・例文・類語

つち‐うち【土打】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 瓦を作るための粘土(ねんど)を叩くこと。
    1. [初出の実例]「此外土打之御てま日用十人五人」(出典:東寺百合文書‐六一・明応八年(1499)五月二〇日・瓦之御注文(古事類苑・産業部一一))
  3. 中世興福寺春日大社の修理造営を名目大和国に賦課された課役当初は人夫役、のち反米(たんまい)、反銭(たんせん)になった。
    1. [初出の実例]「土打被宛催之間、無先例者也」(出典春日社記録‐中臣祐春記・弘安一〇年(1287)正月二九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む