土浮村(読み)つちうきむら

日本歴史地名大系 「土浮村」の解説

土浮村
つちうきむら

[現在地名]佐倉市土浮

萩山はぎやま新田村北西印旛いんば沼南岸に位置。印旛沼対岸、印西いんざい方面への渡場があった。慶長九年(一六〇四)閏八月一日に河井与左衛門・山田覚平・池上助三郎によって検地が行われ、佐倉領土浮村水帳(佐倉市保管文書)が作成され、反別は田一四町一反余・畑七町二反余・屋敷二反余。寛永一九年(一六四二)に佐倉藩領となり、万治三年(一六六〇)から寛文元年(一六六一)にかけての一時期幕府領であったほかは幕末まで同藩領。元禄郷帳では高二一三石余。享保八年(一七二三)の村明細帳(佐倉市保管文書)でも同高で、本百姓二五・水呑四、人数一七二。印旛沼の渡船として馬渡船・人渡船各一艘があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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