ど‐りゅう【土龍】
        
              
                        - 〘 名詞 〙
 - ① 「もぐら(鼹鼠)」または「みみず(蚯蚓)」の異名。日本ではモグラに当て、中国ではミミズに当てるという。〔伊京集(室町)〕
- [初出の実例]「みじかき物のしなじな〈略〉土竜(ドリウ)の四そく」(出典:仮名草子・尤双紙(1632)上)
 
 - ② 地上の龍ともいうべき名馬。龍馬(りゅうめ)。
- [初出の実例]「佐佐木四郎、生唼(いけつき)といふ土龍(トリウ)に乗って渡しかば、直実二陣にさがりぬ」(出典:源平盛衰記(14C前)三六)
 
 - ③ 土で作った龍の形。昔、中国で雨乞いに用いた。
- [初出の実例]「欲三遂聴二銅省一、誰尊レ醮二土龍一」(出典:菅家文草(900頃)一・喜レ雨詩)
 
 
                                                          
     
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
  Sponserd by 