日本歴史地名大系 「在府屋敷跡」の解説 在府屋敷跡ざいふやしきあと 秋田県:能代市能代町長根町在府屋敷跡[現在地名]能代市上町長根(ながね)町の西にあった能代奉行の詰所。享保一三年(一七二八)の能代町絵図(能代市役所蔵)では奉行御役屋とある。「旧記抜書之ケ条」(三輪家文書)の寛文六年(一六六六)に「六月より在府屋出来候而引移候」とあるが、「伊頭園茶話」に「今在府屋のある処は長根と唱(中略)後に此処へ在府屋を移せしなるべし」とあり、最初から長根町にあったのではない。また「代邑聞見録」に御馬出(おうまで)小路本御蔵向の万(あら)町角南側に検使の屋敷があり、元禄四年(一六九一)の火災以後はそれより北にある奉行屋敷に移ったとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by