地心視差(読み)チシンシサ(その他表記)geocentric parallax

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地心視差」の意味・わかりやすい解説

地心視差
ちしんしさ
geocentric parallax

天体を地上の観測地点と地球の中心とから見た場合の視差。日周視差ともいう。太陽系の天体は地球からの距離が比較的近いので,この視差を考慮する必要がある。天体が天頂にあるときは地心視差の値は0,地平線上にきたときは最大となり,後者を地平視差という。観測地点が赤道上にある場合の地平視差を赤道地平視差という。太陽の赤道地平視差の平均値は 8.794″,月では 57′2.608″である。

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世界大百科事典(旧版)内の地心視差の言及

【視差】より

…地上観測で視差決定の限界は0.″01までであり,これ(100パーセク)より遠い星の距離を決定するには,連星系の軌道周期からきめる力学視差,ケファイド変光星の変光周期からきめるケファイド視差,スペクトル型からきめる分光視差など間接的な方法による。太陽系内の天体の場合には地球の自転による視差,すなわち地心視差(日周視差ともいう。その最大値が地平視差である)がきいてくる。…

※「地心視差」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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