地頭八幡神社(読み)じとうはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「地頭八幡神社」の解説

地頭八幡神社
じとうはちまんじんじや

[現在地名]甲山町宇津戸

旧石見路(赤名越)の西側に鎮座し、北方約七〇〇メートルの山麓領家りようけ八幡神社が鎮座。祭神は応神天皇。旧村社。もとは領家八幡神社と一社であったが海裹うつと庄が延慶二年(一三〇九)に下地中分されたとき分祀したという。「御調郡誌」に元和九年(一六二三)再建とある。

もと古い棟札があったというが現在は不明で、現存する棟札の最古は永享一二年(一四四〇)八月一三日の三興のときのもので、元亨二年(一三二二)に本地仏が垂迹、その後二度再建したとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android