地頭八幡神社
じとうはちまんじんじや
[現在地名]甲山町宇津戸
旧石見路(赤名越)の西側に鎮座し、北方約七〇〇メートルの山麓に領家八幡神社が鎮座。祭神は応神天皇。旧村社。もとは領家八幡神社と一社であったが海裹庄が延慶二年(一三〇九)に下地中分されたとき分祀したという。「御調郡誌」に元和九年(一六二三)再建とある。
もと古い棟札があったというが現在は不明で、現存する棟札の最古は永享一二年(一四四〇)八月一三日の三興のときのもので、元亨二年(一三二二)に本地仏が垂迹、その後二度再建したとある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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