神助(読み)シンジョ

精選版 日本国語大辞典 「神助」の意味・読み・例文・類語

しん‐じょ【神助】

  1. 〘 名詞 〙 神の慈悲の力によるたすけ。天佑(てんゆう)。また、作品出来映えのすばらしさをいうのに用いる。
    1. [初出の実例]「位極二品。豈非神助哉」(出典江都督納言願文集(平安後)三)
    2. [その他の文献]〔詩経箋‐大雅・生民〕

かみ‐だすけ【神助】

  1. 〘 名詞 〙 神のおかげで、幸いにも危難困苦からすくわれること。天佑。しんじょ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「神助」の読み・字形・画数・意味

【神助】しんじよ

神の助け。天祐。〔論衡命禄〕命貴ければ賤に從ふとも地自らし、命賤しければ富に從ふとも位自らし。故に夫(か)の富貴にはるが(ごと)く、賤には鬼るがし。

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