坂本理一郎(読み)サカモト リイチロウ

20世紀日本人名事典 「坂本理一郎」の解説

坂本 理一郎
サカモト リイチロウ

明治・大正期の政治家,農村指導者 衆院議員。



生年
文久1年3月7日(1861年)

没年
大正6(1917)年4月3日

出生地
出羽国(秋田県千畑町)

経歴
16歳で上京し、根本通明漢学、中村正直に英語、津田仙農学を学ぶ。20歳の時に帰郷して自由民権運動に挺身し、明治16年には民権系雑誌「北斗新報」を発行した。のち郡会議員、同議長、県議などを経て、27年衆院議員に当選し、3期を務めた。37年貴院議員。政界での活動の傍ら、長らく郡農会長として農村を指導し、耕地整理乾田馬耕などを導入。また、農村青年を教育するために勧農会を結成するなど、農業・農村の発展に寄与し、大日本農会総裁から表彰された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂本理一郎」の解説

坂本理一郎 さかもと-りいちろう

1861-1917 明治-大正時代の政治家。
文久元年3月7日生まれ。郷里秋田県の県会議員をへて,明治27年衆議院議員(当選3回,進歩党)。また仙北郡農会創立以来副会長をつとめ,耕地整理や乾田馬耕をすすめ,41年会長。大正6年4月3日死去。57歳。号は東岳

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android