日本歴史地名大系 「坂水寺」の解説 坂水寺ばんすいじ 千葉県:夷隅郡大原町新田村坂水寺[現在地名]大原町新田新田(につた)から釈迦谷(しやかやつ)に至る谷田を前面に望む坂水谷(ばんすいやつ)にある。天台宗、滝沢山と号し、本尊阿弥陀如来。嘉承二年(一一〇七)に円仁が発坂(ほつさか)峠の堂(どう)ヶ谷(やつ)に建立、もと円蔵(えんぞう)寺と称したという。その後近江国の賢信が住持として堂宇を修築し、現寺号に改称したという。永禄年間(一五五八―七〇)に戦火で灰燼に帰し、寛永年間(一六二四―四四)に現在地に移されたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by