坂津寺(読み)さかつうじ

日本歴史地名大系 「坂津寺」の解説

坂津寺
さかつうじ

[現在地名]豊橋市牟呂町

牟呂むろ西北の突端丘阜上にある。新田開拓前は東・西・北の三方が海に面し、当寺の裏は鹿菅しかすが渡の湊であったと伝え、岸壁名残と思われる積石の跡が近世までみられたという。高野山真言宗、西福山と号す。本尊は平安時代の作と思われる木造十一面観音立像。

寛弘二年(一〇〇五)の創立と伝え、牟呂村内の一村坂津村全域を寺領としたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android