デジタル大辞泉 「均し」の意味・読み・例文・類語 ならし【▽均し/▽平し】 1 平らにすること。平均すること。平均。「それにどう、―に分けたのが不服だって」〈康成・温泉宿〉2 横にわたして衣類などをかけるさお。ならし竹。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「均し」の意味・読み・例文・類語 ならし【均・平・鏟】 〘 名詞 〙 ( 動詞「ならす(均)」の連用形の名詞化 )① 平らにすること。平均すること。平均。[初出の実例]「さによって家栄へ毎日金子百五十両づつ、ならしに商売しけるとなり」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)一)② ( 鏟 ) 木や鉄を削って平らにする道具。やすり。〔十巻本和名抄(934頃)〕③ すりこぎのこと。堂上家でいう語。〔和訓栞(1777‐1862)〕④ 衣類を掛けるために、土間の壁にそって、また寝室などにつるしておく竿。ならし竹。みせ竿。掛け竿。〔日葡辞書(1603‐04)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例