デジタル大辞泉 「坊主襟」の意味・読み・例文・類語 ぼうず‐えり〔バウズ‐〕【坊主襟】 1 小袖の襟を折らずに、三角形にして着ること。「無理に作った―の、其寐姿」〈二葉亭・其面影〉2 襟足が短いこと、または襟足の短い首すじ。「―でいいから、生地の儘まんまでおけばいいことよ」〈滑・浮世床・初〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「坊主襟」の意味・読み・例文・類語 ぼうず‐えりバウズ‥【坊主襟】 〘 名詞 〙① えりあしのない首すじ。[初出の実例]「あれよりは坊主襟(ボウズヱリ)で能(いい)から、木地の儘(まんま)でおけば能事よ」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)② 小袖の襟を折らないで、三角形にして着ること。また、その着方。僧綱領(そうごうえり)。[初出の実例]「無理に作った坊主頷(バウズエリ)の」(出典:其面影(1906)〈二葉亭四迷〉一〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例