坎日(読み)かんにち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

坎日
かんにち

九坎日ともいう。古暦のうえで忌まれた日。1月の (たつ) ,2月の (うし) ,3月の (いぬ) ,4月の未 (ひつじ) ,5月の (う) ,6月の子 (ね) ,7月の (とり) ,8月の (うま) ,9月の (とら) ,10月の (い) ,11月の申 (さる) ,12月の (み) の日をさす。平安時代からの日記にみえ,この日の外出種まきなどはとして避けられた。

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大辞林 第三版の解説

かんにち【坎日】

暦で、万事に凶とされる日。外出などの行事を見合わせる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

かん‐にち【坎日】

〘名〙 陰陽道で、万事に凶であるとして、外出その他の諸行事を見合わせる日。
※日本紀略‐天元元年(978)六月一一日「依坎日中院
※源氏(1001‐14頃)夕霧「かん日にもありけるを、もしたまさかに思ひゆるし給はば、あしからむ」

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世界大百科事典内の坎日の言及

【厄】より

…時間の次元では厄日,厄月,厄年があり,空間的には厄の生ずるという場所があるが,厄をもたらすという神も考えられており,それらを避けるための呪的方法が多く生み出されている。 厄日には暦にもとづく陰陽道によるものが多く,外出を忌む坎日(かんにち),葬式を忌む友引(ともびき),家屋の建築や旅立ちを忌む三隣亡(さんりんぼう),種まきや植樹を忌む不熟日(ふじゆくにち)・地火(じか)の日などがよく知られているが,二百十日とか二百二十日を厄日とする所も多い。また,新潟県西頸城郡のように旧暦2月9日を厄日といって,山の神が山を回る日だからそこへ入るとけがをするというように,全国的に山の神の日を厄日としている。…

※「坎日」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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