普及版 字通 「坩」の読み・字形・画数・意味
坩
8画
[字訓] るつぼ
[字形] 形声
声符は甘(かん)。〔玉〕に「土なり」とみえ、甘はその器形を示すものであろう。坩堝は鋳造のときに用いるるつぼ。列国期の金文に鋳作者を侃師としるすものがあり、侃の口の部分がその坩堝の形とみられる。
[訓義]
1. 土器のつぼ。
2. るつぼ。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕坩 楊氏語抄に云ふ、坩、保(つぼ) 〔名義抄〕坩 ツボ・ツハキ 〔字鏡集〕坩 ツボ・モタヒ・タタヘ・タタイヘ・ツハキ
[熟語]
坩鍋▶・坩堝▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報