埋縄村(読み)うずなわむら

日本歴史地名大系 「埋縄村」の解説

埋縄村
うずなわむら

[現在地名]朝日町埋縄

かき村の南西朝明あさけ川の北に位置し、村の西方丘陵、東は平地。「五鈴遺響」に「旧名ハ宇頭尾」とあり、「神鳳鈔」はじめ中世の文書にも「宇津尾」「宇頭尾」とみえる。この名称が近世にも及んだことは、寛永一八年(一六四一)善照ぜんしよう寺に対する寺号許状(同寺蔵)に「宇津尾惣門下衆」とあることからも知られるが、天正一二年(一五八四)頃の織田信雄分限帳には「弐百五拾貫朝明、うづなハ」とみえ、埋縄の名称は近世初頭よりと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android