埋縄村
うずなわむら
[現在地名]朝日町埋縄
柿村の南西、朝明川の北に位置し、村の西方は丘陵、東は平地。「五鈴遺響」に「旧名ハ宇頭尾」とあり、「神鳳鈔」はじめ中世の文書にも「宇津尾」「宇頭尾」とみえる。この名称が近世にも及んだことは、寛永一八年(一六四一)の善照寺に対する寺号許状(同寺蔵)に「宇津尾惣門下衆」とあることからも知られるが、天正一二年(一五八四)頃の織田信雄分限帳には「弐百五拾貫朝明、うづなハ」とみえ、埋縄の名称は近世初頭よりと考えられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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