城戸元亮(読み)キド モトスケ

20世紀日本人名事典 「城戸元亮」の解説

城戸 元亮
キド モトスケ

大正・昭和期のジャーナリスト,新聞経営者 東京日日新聞取締役会長。



生年
明治14(1881)年5月12日

没年
昭和41(1966)年10月28日

出生地
熊本県

別名
号=碧仙

学歴〔年〕
京都帝大法科大学〔明治39年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲二等瑞宝章〔昭和41年〕

経歴
大阪毎日新聞に入社、東京日日新聞の整理、政治部長などを経て、大正13年主幹、昭和8年本山彦一社長の死後、社長制を廃した取締役会会長に就任。社内紛争のため10カ月で退陣。この間、昭和の新年号を「光文」と誤報する事件で一時外遊したが、夕刊1面に中里介山の「大菩薩峠」を連載するなど紙面改革に尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「城戸元亮」の解説

城戸元亮 きど-もとすけ

1881-1966 明治-昭和時代のジャーナリスト。
明治14年5月12日生まれ。大阪毎日新聞社にはいり,大正13年東京日日新聞社(のちの毎日新聞社)編集主幹。昭和2年昭和の元号を光文と報じた責任をとって一時外遊し,帰国後大阪毎日新聞社編集主幹。8年会長。戦後京都新聞」に随筆がまあくび」を14年間連載した。昭和41年10月28日死去。85歳。熊本県出身。京都帝大卒。号は碧仙。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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