城輪神社(読み)きのわじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「城輪神社」の意味・読み・例文・類語

きのわ‐じんじゃ【城輪神社】

  1. 山形県酒田市城輪にある神社祭神倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。「三代実録」にみえる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「城輪神社」の解説

城輪神社
きのわじんじや

[現在地名]酒田市城輪

城輪柵きのわのさく遺跡外郭内、北門の東に鎮座。倉稲魂命を祀る。旧県社。創始はつまびらかではないが、貞観七年(八六五)二月二七日従五位下、元慶四年(八八〇)二月二七日従五位上を授けられた(三代実録)。城輪柵の鎮守神であったとする説がある。古くから吹浦ふくら(現飽海郡遊佐町)蕨岡わらびおか(現同上)大物忌おおものいみ月山両所宮に次いで崇敬されたため、二之宮とも称した。康平六年(一〇六三)源頼義が奥州遠征後大物忌・月山の二神を村山郡金井かない庄に勧請した時、当社の分霊もその境内に祀った(「旧記」大物忌神社文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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