埠頭クレーン(読み)ふとうクレーン(英語表記)wharf crane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「埠頭クレーン」の意味・わかりやすい解説

埠頭クレーン
ふとうクレーン
wharf crane

埠頭荷役作業をするクレーン(→コンテナ専用埠頭)。埠頭の岸壁に沿って走行し,横づけした船舶船倉と埠頭との間の荷役を行なう。船倉の上まで腕を伸ばして荷物を吊り上げ,所要場所まで移動させるのに便利な回転ジブクレーンが多く用いられる。また埠頭上の通路,引込線などの交通や作業のじゃまにならないよう,門型,半門型の架構で支持する。コンテナ船増加背景として国際拠点港湾を中心に整備が進んでいる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android