執持(読み)しゅうじ

精選版 日本国語大辞典 「執持」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐じシフヂ【執持】

  1. 〘 名詞 〙 しっかりとらえて、忘れないこと。心に保持すること。しつじ。しゅじ。
    1. [初出の実例]「経言執持、亦言一心」(出典教行信証(1224)六)
    2. 「不退のくらゐすみやかに えんとおもはんひとはみな 恭敬の心に執持(シフヂ)して 彌陀名号称ずべし」(出典:三帖和讚(1248‐60頃)高僧)
    3. [その他の文献]〔阿彌陀経〕

しつ‐じ‥ヂ【執持】

  1. 〘 名詞 〙しゅうじ(執持)
    1. [初出の実例]「人民を済ふの主義を執持する諸名士の」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む