基本ベクトル(読み)キホンベクトル(その他表記)fundamental vector

関連語 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「基本ベクトル」の意味・わかりやすい解説

基本ベクトル
きほんベクトル
fundamental vector

2次元ユークリッド空間 (平面) あるいは3次元ユークリッド空間 (普通の空間) に直交座標系O- xy あるいはO- xyz を定め,各座標軸の正の方向に向う単位ベクトルを ei ( i=1,2 あるいは i=1,2,3 ) で表わし,これらを平面あるいは空間の基本ベクトルと呼ぶ。基本ベクトルは1次独立であり,任意のベクトルはこれらの1次結合として表わすことができる。基本ベクトルは,n 次元ユークリッド空間においても定義することができる。また座標系は必ずしも直交座標系に限らず,斜交座標系でもよい。これを一般化して,線形空間の基底ベクトルの族を基本ベクトルと呼ぶこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む