堂島新地一丁目
どうじましんちいつちようめ
[現在地名]北区堂島浜一丁目・西天満二丁目
堂島の東南端で堂島川に南面して東西に通る町と、蜆川を隔てた東岸にあり、天満の拾壱丁目下半町の西に接する三町分をいう。貞享四年(一六八七)新撰増補大坂大絵図には新築地として当町の町域がみえるが、この頃から開発が進んだと考えられる。堂島東端と天満を結ぶ難波小橋も同図にみえ、中之島とを結ぶ堂島川の大江橋は元禄年間(一六八八―一七〇四)の大坂三郷町絵図に記されるから、元禄以前から繁栄し始めたのであろう。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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