報恩院(読み)ほうおんいん

日本歴史地名大系 「報恩院」の解説

報恩院
ほうおんいん

[現在地名]高野町高野山

西南さいなん院の東方大門だいもん通の南にある。本尊大日如来。開基については二説ある。一は高野山三八代検校宗禅光法房(高野伽藍院跡考・諸院家析負輯)、一は真禅房懐誉とする(文明五年諸院家帳)。文明年間(一四六九―八七)にはみなみ谷にあったが(同帳)、永禄八年(一五六五)舜応阿闍梨が住職の時、西院さいいん愛染あいぜん院を買得し移転した(諸院家析負輯)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の報恩院の言及

【岩船寺】より

…山号は高雄山。〈いわふねでら〉,高雄山報恩院ともいう。当寺の縁起では行基開基,空海の甥智泉の中興とするが確証はない。…

※「報恩院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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