場立(読み)ばたち

精選版 日本国語大辞典 「場立」の意味・読み・例文・類語

ば‐たち【場立】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ばだち」とも )
  2. 江戸時代、大坂堂島の米市場で、毎日立会場にあって問屋または思惑師相手となり、若干の差をつけた売値買値を示して、自己の危険で売買取引をする仲買人をいう。
  3. 取引市場で、仲買人に代わって売買を行なうこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「幾つかの仕切りがあって〈略〉之は各仲買店と場立(バダ)ちとが通信をする電話室で」(出典紐育(1914)〈原田棟一郎株式市場を観る)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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