塔下村(読み)とうげむら

日本歴史地名大系 「塔下村」の解説

塔下村
とうげむら

[現在地名]五色町鮎原塔下あいはらとうげ

三野畑みのばた村の東、せん山山系の北西斜面にある。北・東・南の三方が山で西に開け、傾斜地になっている。先山から北へ流れた都志つし川は村中央部を北へ、さらに西へ流れたのち南谷みなみだに村へ入る。寛永四年(一六二七)の塔下村検地帳(高津家文書)によれば、反別三五町三反余・高四八五石余。正保国絵図では高四三〇石余。天保郷帳では高五一七石余。反別戸数取調書では反別四八町八反余、高六〇九石余、うち二八石余は蔵入地、五八二石余が稲田九郎兵衛ら七名の給地。


塔下村
とうのしたむら

[現在地名]山北町塔下

北を小俣おまた川、南を中継なかつぎ川が西流し、村の西方で合流しておお川となる。北西は温出ぬくいで村、南西大谷沢おおたにさわ村。文禄(一五九二―九六)頃の瀬波郡絵図には「たうの下村 下」とみえ、本納一一石四斗六升五合・縄高七八石八斗六升三合六勺、家四軒、「あら川村ヨリ七里」と記される。正保国絵図に「塔下村」とあり高一二〇石余。当村では鮭・鮎など川漁を行っていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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