塔舞(読み)あららぎまい

精選版 日本国語大辞典 「塔舞」の意味・読み・例文・類語

あららぎ‐まい‥まひ【塔舞】

  1. 〘 名詞 〙 舞楽「庶人三台(そにんさんだい)」の別名。舞の途中で、塔のように高くなる曲芸風の舞い方による名。相撲節会(すまいのせちえ)などに演じられた。登場の時は、普通の人の高さであるが、一種竹馬を使い、次第に高くなり、二丈にも及んだ。
    1. [初出の実例]「あららぎまひといふ舞御覧じけり。〈略〉女すがたにて始は人のたけのほどにて、やうやうたかくなりて、二丈に及びけり」(出典:続古事談(1219)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android