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竹馬 タケウマ

8件 の用語解説(竹馬の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

たけ‐うま【竹馬】

子供の遊び道具。
㋐2本の竹ざおの途中に横木をつけ、それに足をのせて、さおの上部を握って歩くもの。高足(たかあし)。 冬》「―やいろはにほへとちりぢりに/万太郎
㋑竹の先に木などで作った馬の頭の形をつけ、これにまたがって遊ぶもの。
㋒葉のついた竹のもとの方にひもをつけて馬に見立て、これにまたがって遊ぶもの。
江戸時代、ざるを中心に竹4本を組み合わせたものを棒の両端に天秤(てんびん)のように下げ、品物を運ぶのに用いたもの。大名行列の後尾につきしたがったり、行商人が用いたりした。

ちく‐ば【竹馬】

たけうま」に同じ。

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百科事典マイペディアの解説

竹馬【たけうま】

玩具(がんぐ)の一種。高足(たかあし),鷺足(さぎあし)とも。平安時代に葉のついた竹にまたがって走る遊びが竹馬と呼ばれたが,起源は不明。江戸時代には竹幹の先に木製の馬頭,末端に車をつけたものとなり,春駒と呼ばれた。

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日本文化いろは事典の解説

竹馬

一般的に竹馬と呼ばれるものには二種類あり、笹竹を馬に見立てて股に挟み、魔法使いの箒〔ほうき〕のようにまたがって遊ぶものと、背丈より少し高い二本の 竹に足組みを作り、そこに自分の足を乗せて二本の竹を実際の足のように動かして遊ぶものとがあります。現在は後者の方が竹馬の代名詞となりつつあります が、どちらの竹馬も廃れる事なく独自の発展を遂げています。

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世界大百科事典 第2版の解説

たけうま【竹馬】

足のせの横木をつけた2本の竹に乗って歩行する子どもの遊び道具。日本で古く竹馬と呼ばれたものは,葉のついたままの1本の竹を片手に持ってまたがり,他方の手でむち打ちながら走り回る遊びで,901年(延喜1)の大蔵善行の《雑言奉和》には〈竹に騎りて遊ぶ童〉という詩句がみえる。中国では《後漢書》郭伋伝に記述があり,きわめて古いが,中国から日本へ伝来したものか,起源は不明である。この竹馬は江戸時代には馬の頭を模した飾りをつけた春駒にうけつがれていく。

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大辞林 第三版の解説

たけうま【竹馬】

二本の竹竿の適当な高さの所にそれぞれ足掛かりをつけ、それに乗って歩くようにしたもの。子供の遊具。 [季] 冬。
竹竿の先に馬の頭の形をしたものをつけ、股またに挟んで馬に乗ったようにして遊ぶ道具。
葉のついた竹にまたがり、もとの方に掛けたひもを手で持って馬に乗ったような形で遊ぶ道具。
竹かごの周囲に竹を四本組み合わせたものを、棒の両端に天秤てんびんのように下げるようにし、中に品物を入れて運んだもの。江戸時代に、行商人などが用いた。
「竹馬古着屋」の略。

ちくば【竹馬】

たけうま。
たけうまで遊ぶような幼い頃。幼時。 「 -の時に御友達と有し和羅多には非ずや/今昔 1

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

竹馬
たけうま

2本の竹竿(ざお)にそれぞれ適当な高さの足掛けをつくり、馬になぞらえてこれに乗り、竹の上部を握って歩行する子供の遊び道具。室町時代に流行した田楽(でんがく)で用いた高足(たかあし)(十字形の棒の横木に両足を乗せて跳びはねるもの)から変化したものらしく、江戸時代になってから現在のように子供の遊び道具となった。当時の川柳(せんりゅう)に「竹馬に乗って駈(か)け出す灸(きゅう)の沙汰(さた)」(文政)などとある。またこの高足系の竹馬とは別に、葉のついた1本の生竹に紐(ひも)を手綱風にかけ、これを馬に見立ててまたがって走り回ったりして遊ぶものも古くから竹馬とよんだ。平安時代すでに子供の遊びとしてこの種の竹馬が用いられ、鎌倉時代の西行(さいぎょう)の歌に「竹馬を杖(つゑ)にも今はたのむかなわらは遊びをおもひいでつつ」(夫木抄(ふぼくしょう))とある。また南北朝時代を記述した軍記物語『太平記』にも、少年の楠木正行(くすのきまさつら)が合戦遊びで竹馬にまたがり、駆け回る模様が描かれている。江戸時代に入ると、これに練り物製などの馬首をつけ、竹棒の末端に車を加えてより玩具(がんぐ)化したものに発達、これを春駒(はるごま)とよんだ。子供の玩具として広く親しまれ、現在は郷土玩具として各地に残存している。1853年(嘉永6)刊の『守貞漫稿(もりさだまんこう)』(喜田川(きたがわ)守貞著)は、この春駒の流行を記したあと「今世江戸にて竹馬と云(い)ふもの、七八尺の竿に縄を以(もっ)て横木をくくり足かかりとす」と記しており、春駒形式と高足系の2種のものがこの時代には相並んで行われた。[斎藤良輔]

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世界大百科事典内の竹馬の言及

【玩具】より

…また,こうしたミニチュア玩具ではなく,機能の有効性によって玩具になったけんだま,あやとりなども多くの民族の間に昔からあった玩具である。中世にヨーロッパで流行した棒を股にはさんで遊ぶ棒馬は,すでに古代ギリシア時代ソクラテスが子どもとこれで遊んでいたことが記録に残っているが,日本ではこれを竹馬と呼び,平安時代の書物に見られる。日本ではその名からも竹を使っていたことがわかるが,ちょうど枝についた葉が馬の尾を連想させたのだろう。…

【春駒】より

…(3)郷土玩具。竹馬の先に練り物や板製の馬の首に似せたものをつけ,下に車をつけたもので,子どもはこれにまたがって遊ぶ。平安朝ころからの竹馬が江戸期に入って改良されたものと思われる。…

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