塗香(読み)ズコウ

デジタル大辞泉 「塗香」の意味・読み・例文・類語

ず‐こう〔ヅカウ〕【塗香】

仏像修行者身体に香を塗って、けがれを除くこと。また、その香。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「塗香」の意味・読み・例文・類語

ず‐こうヅカウ【塗香】

  1. 〘 名詞 〙 仏語六種供養一つ。仏像や修行者のからだに香を塗って、けがれを除き、邪気を近づけないようにすること。香を行者の手や身に塗って、からだを清めること。また、その香。
    1. [初出の実例]「復如意妙香 塗香・抹香無量香、芬馥 遍満於世界」(出典:往生要集(984‐985)大文二)
    2. [その他の文献]〔大智度論‐三〇〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android