日本歴史地名大系 「塚原野」の解説 塚原野つかはらの 福井県:大野市富島村塚原野荒島(あらしま)岳(一五二三・五メートル)の南麓、九頭竜(くずりゆう)川と真名(まな)川に挟まれた南側林野地。経(きよう)ヶ岳(一六二五・二メートル)の火山噴出物や泥流が坂谷(さかたに)に流れ、その末端が堆積してできた地形。これを九頭竜川が突破って現在の地形となったもので、上野(うわの)・土打(つちうち)から北の方は栗原野(くりはらの)とよぶ。貞享二年(一六八五)の「越前地理梗概」にみえ、天明六年(一七八六)の「越藩拾遺録」には「大野郡塚原野 荒間山之麓三里余之広原也」「同郡栗原野 田野村ノ西ニ在リ 一里余之原 林木茂リタル所」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by