塩化ベンザル(読み)えんかベンザル(その他表記)benzal chloride

改訂新版 世界大百科事典 「塩化ベンザル」の意味・わかりやすい解説

塩化ベンザル (えんかベンザル)
benzal chloride


塩化ベンジリデンbenzylidene chloride,α,α′-ジクロロトルエンなどともいう。刺激性,催涙性のある無色液体湿気の多い空気中では白煙を生じる。融点-16.2~-16℃,沸点205.15℃,比重1.26。水に不溶,アルコールエーテル可溶。トルエンの塩素化により得られる。アルカリ濃硫酸と反応してベンズアルデヒドになる。ベンズアルデヒドの製造原料などとして用いられる。
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関連語 村井 真二

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「塩化ベンザル」の意味・わかりやすい解説

塩化ベンザル
えんかベンザル
benzal chloride

化学式 C6H5・CHCl2 。沸点 205℃の無色液体。トルエンの光塩素化で生成する。水に不溶,エチルアルコール,エーテルに可溶。アルカリや濃硫酸の作用でベンズアルデヒドになる。ベンズアルデヒド,ケイ皮酸などの原料である。

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化学辞典 第2版 「塩化ベンザル」の解説

塩化ベンザル
エンカベンザル
benzal chloride

[同義異語]塩化ベンジリデン

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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