塩水楔(読み)エンスイクサビ

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最新 地学事典 「塩水楔」の解説

えんすいくさび
塩水楔

salt-water wedge

河口域などにおける海水浸入の形態。河川の下流部から河口域では,河床底は海面下となるため,密度が大きい海水が河川水の下に潜り込み,上流側へ楔状に遡上する。境界面は河川上流側に傾斜する。潮差が小さいほど河川水と海水の混合が小さいため,両者間の密度躍層が明瞭となり,塩水楔が形成されやすい。海水の遡上と境界面は,海水と淡水の密度,河川の流量や水深などと関係する。塩水楔の調査には,海水・河川水の塩分,密度測定の調査や,音波探査による境界面の調査が有効である。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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