塩越湊(読み)しおこしみなと

日本歴史地名大系 「塩越湊」の解説

塩越湊
しおこしみなと

塩越村の西にある本荘藩の湊。大澗おおま小澗こまの二港に分れていた。

享保二年(一七一七)の公儀巡見使に答申心得(象潟町郷土誌)に次のようにある。

<資料は省略されています>

塩越湊の取り扱う物資は、移出品としては本荘藩の蔵米が中心で、移入品は近隣諸藩を含め日常生活品・食料品が主であった。天明―弘化年間(一七八一―一八四八)には千石船の船主が五名おり(象潟町史)問屋も多かった。近世における交易物資の詳細は明らかでないが、明治初年には次のとおりであった(羽後国由利郡村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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